≪生活困窮者支援の活動の現況≫
生活困窮者が世にあふれ、「食べるものすらない」という人たちが増え続けている中で、「その状況を何とかしたい」という運動に取り組んでいる方や組織も増え続けています。
高知県においては、フードバンク高知が20年前からDV被害者への食糧支援を続けてきており、支援すべき人・組織と食品・食材提供者の一定のネットワークを構築しています。
高知県社会福祉協議会は、フードバンク高知がセカンドハーベストジャパンからの食糧提供の受け皿を担えなくなって以降、これを引き継ぎ、市町村社協と連携して、セカンドハーベストジャパンからの受け皿と食糧提供の仕組みを構築しています。(県内3か所の配布拠点を備えています。)
現在、77に増えた子ども食堂は、「家で食事を食べられない子ども」への食事提供というだけでなく、「居場所のない子ども」や「引きこもりの大人」も含めた地域における「居場所」としての役割も果たしています。また、独自の食材確保ルートと配布体制を構築している子ども食堂もありますが、それぞれの活動差を解消し、連携を図るためのネットワーク化が求められています。